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日语略有小成,想翻译些日系邪恶点的文章

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匿名  发表于 2011-6-3 22:01:17 |阅读模式
如题~有没有什么原文给发下或推荐下
匿名  发表于 2011-6-3 22:56:11
想成為男人的女人[日文][求翻譯]


《前篇》
「かなり筋肉がついてきたんじゃない?」
「そうですね。でもタイムは伸びませんけど」
「そう? 初めて測ったときから十五秒も短縮しているわよ」
「それでも赤河さんのように早くは泳げませんよ」
「私、インストラクターよ。そう簡単に抜けるわけ無いでしょ。これでも国体に出場したことがあるんだから」

 もう二十三時を過ぎようとする時間。
 スポーツクラブのプールサイドでは、インストラクターの赤河紗緒と会社帰りに寄った吉沢栄樹が二人きりで話をしていた。運動不足でお腹が出てきたと、半年ほど前から週に三日程度通っていた栄樹だが、紗緒の指導でかなり脂肪が落ち引き締まった体を手に入れつつあった。
 痩せる為に始めた水泳も、最近は早く泳げるようになる事が目標となっており、水しぶきを立てるだけだった泳ぎ方も様になってきた。

「分かってます。赤河さんは僕の目標だから、少しでも近づけるようになりたいだけですよ」
「いい心がけね。こうして夜遅くまで付き合ってあげる甲斐があるわ」
「でも最近はほんと、一秒も縮まらなくなりました。限界かもしれないですね」
「何言ってるのよ。まだ二十三歳でしょ。頑張ったらまだ伸びるわ」
「そうですかね……」

 ため息をついた栄樹を見て、少し間を空けた紗緒は腰に両手を添えながら一つの提案した。

「ねえ、水着を変えてみたら?」
「水着ですか?」
「私のような競泳水着を着るだけでタイムが縮まるかもしれないわよ」
「そうですねぇ。僕が穿いているのは一般的な水着だから、スパッツタイプの競泳水着を買えば少しくらい早く泳げるかもしれませんね。今度買ってみようかな」
「ねえ、それなら試着して泳いでみる?」
「えっ、あるんですか?」
「あるわよ、ここに」

 紗緒は悪戯っぽい目をしながら肩に掛かる生地を親指で軽く引き伸ばして見せた。

「じょ、冗談言わないでくださいよ」

 少し顔を赤らめながら笑う彼に、紗緒は話を続ける。

「別に冗談じゃないわよ。この競泳水着って、かなり密着性があるから体型をしっかりと整えて体のブレも少ないの。男性が身に着けてもおかしくないわよ」

「で、でも女性用じゃないですか」
「私と吉沢君、数センチしか身長差はないじゃない。極端に体格が違うって訳でもないから着れるわよ」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。僕が赤河さんの着ている競泳水着を着るなんて出来ませんよ」

 両手を前で振りながら拒むが、紗緒は「恥ずかしがる必要ないわよ。もう誰も来ないだろうから見られる心配はないし。試しに泳ぐだけでしょ。タイムが良くなれば自分の競泳水着を買えばいいわ。ちょっと待っててね」と、栄樹の意向を無視し女子更衣室に歩いて行ってしまったのだ。

「よ、吉沢さんっ」

 見えなくなった後姿に声を掛けたが、もちろん返事が返ってくるはずも無く。
 栄樹は「はぁ~」とため息をつくと、プールに揺らめくライトの光を眺めた──。

「こんなに早くチャンスが訪れるなんてね」

 女子更衣室に入った紗緒は、不敵な笑みを浮かべながら体に密着する競泳水着を素早く脱いだ。
 そして競泳水着を小さなテーブルに広げると、胸元の裏生地に指先で怪しげな呪文を書いた。書いたと言っても指先で撫でるだけなので何も見えないが、書き終わった瞬間、生地が光ったような気がした。
 次に自分の鳩尾からお腹に掛けて、競泳水着の裏生地と同じように指先で呪文を書くと、首から下が熱を帯びた感じがした。しかしそれはほんのしばらくの事で、黒いジャージに着替えた頃には治まっていた。

「ふふふ。成功するかしら?」

 また顔を緩めた紗緒は、競泳水着とオレンジ色の大きなバスタオルを持つとプールサイドに戻っていった。

「赤河さん……」
「お待たせ。少し遅かったかしら」

 黒いジャージ姿に着替え、先程まで着ていた競泳水着と大きなバスタオルを手にする紗緒を見て戸惑っている。

「あ、あの……。ほんとに僕が赤河さんの競泳水着を着るんですか?」
「そうよ。バスタオル持ってきたから腰に巻いて着替えるといいわ」
「でも、やっぱり恥ずかしいですよ」
「誰も見ていないから大丈夫よ」
「赤河さんが見ているじゃないですか」
「私の事なんて気にしなくていいわよ」
「気になりますって!」
「……そう? それなら後ろを向いていてあげるから、着替えて一度泳いでみなさいよ」
「でも……」
「見えないからタイムは測れないけど、自分で早く泳げたかどうかくらいは感覚で分かるでしょ」
「それはそうかもしれませんけど……」
「はい。じゃあ後ろを向いているからね」
「ほんとの着るんですか? 僕が」
「私の競泳水着を着るのが嫌なの? それなら……無理にとは言わないけど」

 紗緒が声のトーンを少し落としながら話すと、栄樹は「そ、そうじゃないですけど……わ、分かりました」と答えたのだった。
 その後、紗緒はわざと話しかけずに後ろを向いていた。

「…………」

 その後姿に観念したのか、足元に紗緒の競泳水着を置いた栄樹が腰にバスタオルを巻き、穿いていた水着を脱いでもう一度紗緒の競泳水着を手に取る。目の前で広げてみると、やたらに小さいような気がした。
 黒がベースで、バッククロスのスパッツタイプ。
 先程まで紗緒の体を包み込んでいた競泳水着を自分が着るなんて。
 インストラクターであり、練習に付き合ってくれる彼女にほのかな好意を寄せていた栄樹は、羞恥心の奥に妙な興奮を覚えた。
 競泳水着を腰の辺りまで手繰り、バスタオルで隠れている両足に通してゆく。膝まではすんなりと通るのだが、スパッツになっている太ももあたりから急に穿きづらくなった。

「き、きつい……」
「思い切り引き上げないと穿けないわよ。私だってきついんだから」

 思わず漏らした彼の言葉に紗緒が返答した。
 男の力で強引に引き上げ、お尻を包み込む。その後、肉棒に裏生地が触れると、何とも言えない衝動に駆られた。
 ちょうど肉棒が触れた生地は、先程まで紗緒の股間が密着していたのだ。恥ずかしいので、普段の練習では視線を送らないようにしていた部分。
 急激に大きくなる肉棒が、栄樹の気持ちを表現していた。
 腰に巻いていたバスタオルを足元に落とすと、紗緒の競泳水着で下腹部まで包み込んだ体が現れる。そして、女性の体とは明らかに違う股間の膨らみが生地を押し上げていた。

 興奮するな!
 興奮するな!

 心の中で叫びながら、バッククロスの生地に両腕を通して肩まで引き上げると、胸元から腹部に掛けて競泳水着が密着した。
 腰の辺りを持ってもう少し引き上げると、お尻がそれなりに治まる。更に、肩に掛けた生地の捩れを取ると、紗緒の競泳水着が彼の体にフィットした。
 やはり女性用の競泳水着を男性である栄樹が着ると窮屈そうに見え、多少の違和感がある。

「き、着ました」
「そう。じゃあ泳いでみたら?」
「は、はい……」

 相変わらず背を向けている紗緒と一言話をした栄樹は、プールサイドの飛び込み台まで歩いた。
 歩くたびにフィットする生地。女性の──紗緒の競泳水着を着て泳ぐなんてまだ信じられない。理性を総動員しても、股間の膨らみが小さくなる事は無かった。
 飛び込み台に立ち、俯いて自分の競泳水着姿を確認した後、大きく深呼吸をする。そして、前かがみになると思い切りプールに飛び込んだ。

 水しぶきが上がった後、水を切る様に泳ぐ音がプール内に響く。

「ふふふ。それじゃ……」

 紗緒は背を向けた状態で両手を胸の前で組むと、小さく呪文を唱え始めた。日本語でも英語でもフランス語でもない、不思議な言葉を口にしている。
 その後、しばらくすると紗緒の体に異変が起き始めた。黒いジャージに包まれた肩幅が広くなり、背丈が数センチ程度伸びたような感じがする。
 胸元で組んでいた細い指が太くなり、女性らしさを強調する胸がしぼんでゆく。更には、ジャージのズボンに包まれていたお尻が小さくなり、弛んだ生地に皺が出来たのだ。

「ふぅ。成功したのね」

 組んでいた手を開き、その変化を目の前で確かめる。
 そして俯いた後、今まで無かった股間の膨らみを見てニヤリと笑ったのだ。

「これが彼の……」

 股間に手を宛がうと、その存在をしっかりと感じることが出来る。

「ふふふ」

 ちょうど泳ぎ終わった栄樹が彼女の元へ戻ってきた。

「はぁ、はぁ」

「どうだった? 私の競泳水着を着て泳いだ感じは」

 ずっと背を向けていた紗緒が振り返り、栄樹を見つめると彼は恥ずかしそうに股間を隠した。

「そうですね。思ったよりも早く泳げた気が……あ、あれ?」
「どうしたの?」
「えっ? え? ええっ!」

 隠したつもりの股間に膨らみが無くなっている。逆に、今まで無かった胸の膨らみが目に飛び込んできた。

「なっ! ええっ!?」

 とっさに胸を掴むと、その弾力のある感触が掌に伝わってきた。

「何だ……これ」
「ふふふ。吉沢君、まるで女性みたいな体つきになっているわよ」
「え……」

 いつの間にかウェストが細くなり、お尻から脹脛に掛けて女性らしい滑らかな曲線を描いている。股間を見ると、やはり肉棒の膨らみが消え失せ、本来、女性の競泳水着が模るであろう丘が出来ていた。

「ど、どうして。こんな……」
「驚いた? 実はそれ、私の体なの」
「えっ……」
「首から下だけ私の体になってしまったのよ」
「あ、赤河さんの……体」
「そう。そして私は……」

 ニヤリと笑った紗緒はジャージのファスナーを下げ、恥ずかしげも無く左右に開いて見せた。

 その中に現れたのは女性の胸ではなく、栄樹が良く知っている男性の上半身だった。

「なっ! む、胸がっ……無い?」
「代わりに吉沢君の体をもらったわ」
「そ、そんな……う、嘘でしょ」
「信じないの? そんな体になっているのに」

 紗緒はジャージのズボンに手をかけると、前に引っ張り下腹部を覗き込んだ。

「すごい……。吉沢君のアレが私を見てる。大きくてたくましいわ」

 女性の体にはありえない股間の膨らみに、彼女は酔いしれているようだ。

「どういう事なんですかっ」
「見たままじゃない。私ね、男の体に憧れていたのよ。だからこんなチャンスが来ることをずっと待っていたの」
「チャ、チャンスって……」
「吉沢君って、私にとっては理想的な体だったのよ。月日が経つごとに男らしくなるでしょ。半年前からは見違えるくらい脂肪が落ちてたくましくなったじゃない。ずっと狙っていたのよ。いつか吉沢君の体を私の物にしたいって」
「じょ、冗談ですよね。ゆ、夢なら覚めてくれっ!」

 頭を何度も叩く彼に、紗緒はファスナーを戻しながら話しかけた。

「夢なんかじゃないわよ。黒魔術で首から下を入れ替えたんだから」
「く、黒魔術?」
「そうよ。先祖にね、怪しげな物を集める人がいたのよ。蔵の中から見つけた古い書物を読んで、黒魔術の存在を知ったのよ。解読するの、相当大変だったんだから」
「黒魔術なんて……し、信じられない」
「半信半疑だったけど、こんなに上手く成功するなんて思わなかったわ。私、男になれたのね」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。僕の体、返してくださいっ」
「嫌よ。ずっと夜遅くまで練習に付き合ってあげたじゃない。この体はその代償よ」
「だ、代償って、そんな……」
「いいじゃない。吉沢君も私の体、嫌じゃないでしょ。女性の体って男性とは随分と違うんだから」
「ちょっ……あうっ!」

 紗緒は競泳水着に包まれた栄樹の胸を両手で掴み、乱暴に揉みしだいた。

「どう? 気持ちいい」
「や、止めてくださいっ。うあっ」
「興奮しているのね。乳首が勃っているの、水着越しにも分かるわ」
「あ、赤河さんっ! ふざけないで下さいっ」

 手を振り払った栄樹は紗緒を睨みつけた。

「そんなに睨まなくてもいいじゃない。私の体も捨てたもんじゃないわよ。小学生の頃からずっと水泳を続けて国体にも出場したんだから。もう一度泳げば吉沢君の新記録が出るかもしれないわ」
「赤河さんの体じゃ意味ないですっ。早く元に戻してくださいっ」
「だからね、もう無理なの」
「む、無理って……。冗談でしょ」
「冗談じゃないわよ。一度体を交換したら二度と元には戻れないんだから。それが黒魔術というものよ」
「そ、そんな。勝手に僕の体を取るなんて……ひどいですよっ」
「そんな風に言わないで。私が悪者みたいじゃない」
「悪者じゃないですかっ!」
「そう? うふふ」

 栄樹の体を手に入れ、随分と浮かれているようだ。もう一度確認したいのか、ジャージを脱いで上半身を露にし、腕に拳を作って男らしさを堪能している。

「赤河さんっ!」
「私の服を着て帰る?」
「は、はぁ? 僕はそんな話をしているんじゃ……」
「だって私の体になってしまったんだから」

 話をすり替えられたが、考えてみると確かに悩むところだ。しかし、女性の服を着て帰るなんてありえない。

「じ、自分の服で帰ります」
「でも体に合わない服は不自然だし、変な目で見られるわよ。お互いの服を交換して帰りましょうよ。その方が自然でしょ。それから、今日は私のマンションに泊まったら?一人で住んでいるから大丈夫よ」
「と、泊まったらって、僕が赤河さんのマンションに?」
「そうよ。親には急に出張が入ったからって話せばいいじゃない。それとも、その姿で家に帰る?」
「…………」
「じゃあ決まりね。私が今日、着てきた服はブラウスとジーパンだからそれほど抵抗ないでしょ。私の服をあげるから、吉沢君の服を頂戴ね」

 体を入れ替えられてしまった時点で、殆どの選択肢を奪われてしまった感じだ。
 さすがにこの姿を親には見られたくないと思った栄樹は、彼女の提案を受け入れた。更衣室の前でやむなく服を交換すると、初めてのブラジャーとパンティを身に着け、紗緒の服を着込んだ。

「へぇ~。似合ってるじゃない」
「おかしいですよ。僕の顔で女性の服を着るなんて」
「だって、体は女性なんだから仕方ないでしょ。たまにいるんじゃない? そんな顔の女性が。でも髪が短いから少し変な感じね。うふふふ」
「笑い事じゃないですよ」
「じゃあ帽子とサングラスを貸してあげるわよ。それで殆ど顔は見えないでしょ」
「……是非貸してください」
「分かったわ」

 スタッフルームから持ち出した帽子とサングラスを手渡され、急いで被った栄樹。一方、ショートカットで化粧を落とし、美形の男性顔に変身した紗緒は彼の着ていた白いカッターシャツとグレーのスラックスを身につけ、満足げな表情をしている。

「じゃあ帰りましょうか」
「は、はい……」

 先に他のスタッフを上手く誤魔化し、帰る準備をしていた紗緒は栄樹と共にスポーツクラブを後にすると、最寄の駅まで足早に歩いていった。

《後編》
人気も疎らな車両内──なら良かったのだが、終電から三本ほど前の電車は酒に酔ったサラリーマン達で混雑していた。座る席などあるはずも無く、栄樹と紗緒は車両の端、優先座席の辺りに立っていた。
 周りのサラリーマン達が、栄樹に視線を投げかけている。やはり電車の中で帽子を被り、サングラスを掛けている姿は目立つのだ。

「ねえ。サングラスと帽子、外したら? 変質者みたいに見られているわよ」
「嫌ですよ。皆、僕の体つきを見て女性だと思っているはずです。僕の顔を見られたら、それこそ変態に思われますよ」
「そんなの分からないでしょ。吉沢君のような顔つきの女性だっているかもしれないんだから。まあ、美人とは思わないけど」
「気持ち悪いですよ。こんな顔つきの女性がいたら」
「そうかしら?私は別に思わないけど」
「赤河さんと周りの人とは違いますっ」
「私は別に吉沢君がどう見られようと構わないけどね」
「……僕の体、返してくださいよ」
「だから言ったでしょ。黒魔術で入れ替えた体は元に戻せないって」
「ひどい……。僕は一生、こんな見っとも無い体で居なければならないんですか」
「見っとも無い体って失礼ね。私の体、モデルと比べても引けを取らないと思っているのに」
「そういう意味じゃなくて、僕の顔に赤河さんの体がついている事が変だって言っているんです」
「じゃあ整形したら?いっそ、今の吉沢君を捨てて別の女性として生きればいいのよ。髪も伸ばして化粧をして。それなら元、男性だったなんて誰も気づかないわ。今の吉沢君には胸も子宮も付いているんだから。妊娠して子供だって生めるのよ」
「こ、子供を生める……」
「当たり前じゃない。私の体なんだから」
「…………」

 あまりに衝撃的な事実に、栄樹は気が遠くなる思いがした。男で生まれたはずの自分が、子供を生める体になってしまったなんて。

「サングラスだけでも取れば?」
「い、嫌ですよ」
「ふ~ん」

 紗緒がそれとなく体を密着させ、腰に腕を回してくる。

「な、何ですか」
「こうしていればカップル同士に見えるから、変な目で見られないわよ」
「べ、別に僕は他人の目なんて気にしません。知らぬふりをしていればいいだけです」
「だったら帽子とサングラスを外せばいいのに」
「それとこれとは別です」
「変なの。ふふ、可愛いわ。吉沢君」
「な、何するんですか」
「私が回りに見えないように盾になってあげる」

 紗緒は車窓を見ていた体を、隣で立っている栄樹に向け直すと、彼を向かい合うように立たせて軽く抱きしめた。

「ちょ、ちょっと。赤河さん」
「いいからいいから」

 栄樹から奪った男性の手で、先程まで自分の体だった背中を優しく撫でる。俯くと、ブラウスに包まれた彼の大きな胸が密着し、潰れていた。 

「柔らかい……。私の胸が触れるのって、こんな感じだったのね。どおりで男達が体を執拗に押し付けてくる訳だわ」
「あ、赤河さん。そんなに強く抱きしめないで下さい」
「ああ、ごめんね。別に強く抱きしめているつもりはなかったんだけど。私の腕と同じ感覚で抱きしめると強すぎるのね」
「そ、そんなの知りませんよ」
「ねえ吉沢君。分かる?」
「何がですか?」
「分からないの? 元、自分の体なのに」
「自分の体って……」

 そう言われ、初めて気が付いた。下腹部に押し付けられた硬い棒の感覚。紗緒は興奮して勃起しているのだ。
 いやらしい表情で勃起した肉棒を押し付ける彼女に、思わず腰を引いた。

「逃げないでよ。擦りつけたら気持ちいいのに」
「僕の体でそんな変態みたいな真似、しないでください」
「ねえ吉沢君。ちょっと触ってくれない?」
「なっ……。さ、触るわけ無いじゃないですか。どうして僕が自分のモノを触らなければならないんですか」
「今は私のモノよ。それに吉沢君なら分かるでしょ。さっきまで自分の体だったんだから」
「分かっていても触りませんっ」
「そう。じゃあ……」

 紗緒は抱きしめていた両手を背中から腰へと移動させ、栄樹の下腹部を引き寄せた。勃起した肉棒を、ジーパンに包まれた彼の滑らかな下腹部に強制的に擦りつけている。

「や、止めてくださいよ」
「だって吉沢君のオチンチンが慰めて欲しいって言ってるんだもの」
「そんな事、言ってませんっ。ちょ、ちょっと……」
「ふふっ、私のお尻。柔らかいわ」

 腰に当てていた手をお尻に添え、その感触を楽しんでいる。栄樹は腰を左右に振ったが、紗緒が執拗に下腹部を密着させているので、逆に肉棒を刺激することになる。

「もっと動いて」
「なっ……。い、嫌ですよ」
「もっと擦りつけて欲しいのに」

 小声で話しているとはいえ、過激すぎる会話に聞き耳を立てていた中年男性が不機嫌そうに咳払いをした。

「ほ、ほら。もう止めてくださいっ」
「もう……仕方ないわね。それじゃ、帰ってから楽しみましょ!」
「だ、だから僕はそんなつもりありません。仕方なく赤河さんのマンションに行くだけですから」
「私の所に来るって事は、どういう事か分かっているでしょ」
「……分かりません」
「ふふ。まあいいわ」

 紗緒は彼との間を少し開けると、周りを気にしながらスラックスの勃起した肉棒を摩り、その硬くて長い感触に興奮するのであった──。


 駅から歩いて十五分ほど離れた七階建ての賃貸マンション。二人はエレベーターで四階に上がると、四〇三とプレートが付いた扉の鍵を開け、部屋に入った。

「どう? 私のマンションは」
「どうって言われても」
「結構整理できているでしょ」
「……そうですね」

 ようやく帽子とサングラスを取った栄樹は、ため息をつきながら部屋の中を見渡した。

「お風呂に入る?」
「別に入らなくてもいいです」
「興味ないの? その体に」
「……無いわけじゃないですけど、そういう気分じゃないんです。僕が嫌がっている事、分かるでしょ」
「すぐに気に入るようになるわ。ううん、気に入るようにしてあげる。でもその前に……」
 嬉しそうにカッターシャツを脱ぎ、上半身を露にした彼女は自分のものとなった栄樹の体を撫で回した。
「いいわぁ、吉沢君の上半身。胸毛も生えていないし、腋臭も無いみたい。ほら、腹筋に力を入れると少し割れ始めてる」
「か、返して下さい。僕の体っ」
「駄目よ。もう私の体だから。この上半身も、それにこの……」

 彼女はベルトを外し、スラックスを脱いだ。トランクスの生地を盛り上げる肉棒を愛しそうに見つめ、右手で生地ごと握り締める。

「硬くて熱い……。力を入れるとビクビクと動くわ」

 目の前で自分の肉棒を弄られているようで奇妙な感じだ。それ以上に、その異様な光景を見ている栄樹の──いや、紗緒の下腹部の奥が熱くなる事に違和感を覚えた。ブラジャーの中で乳首が勃起している事も分かる。
 彼は否定しながらも、紗緒の変態的な行為を目の前に、精神的な興奮を覚えているのだろう。まるで自分自身が変態的な思考になってしまったのかと錯覚してしまう。
 恥ずかしげも無くトランクスを引っ張り、中で勃起した肉棒を眺める紗緒。まるで子供がプレゼントをもらった時の様に目を輝かせながら、トランクスを脱ぎ捨てた彼女は、床の上に女座りしようとした。しかし、自分の体の様に足が上手く折れなかったので、足を前に投げ出して座りなおした。右手で硬く勃起した肉棒を握り締め、栄樹を上目遣いに見ている。

「ねえ吉沢君。私、もう我慢できないわ。このまましごいて出したいの。目の前で射精するところ、見ていてくれる?」
「い、嫌ですよ気持ち悪い。どうして僕が見なくちゃいけないんですか。そんなの、しごくところを見るなんて吐き気がしますっ」
「そう? 私は女性がオナニーするシーンを見るのは好きよ」
「あいにく、僕はそういう思考回路を持ちあわせていませんので」
「ふ~ん。それじゃ、最後まで見ていたら体を元に戻してあげるって言ったら?」
「えっ? 今、何て言ったんですか?」

 期待を持たせるような言葉を口にした紗緒だが、聞き直した彼に対して二度は答えなかった。

「さあ、知らないわ。私、吉沢君の体でオナニーするからね」
「ちょ、ちょっと赤河さん」
「んっ……はぁ、はぁ。しごくってこんな感じなのね」
「あ、赤河さん。体を元に戻すことが出来るんですか?」
「んっ、吉沢君もこうしてオナニーしてるの?」
「赤河さんっ」
「私の質問に答えて」
「そ、それは……」
「はあ、はぁ、んっ。私の裸を想像しながらオナニーした事はある?」
「そ、そんな事……言えません」
「あるのね。それじゃあ吉沢君、裸になって」
「えっ?」
「早く服を脱いで私に裸を見せて」
「い、嫌ですよ」
「いいから早くしてっ」
「赤河さん……」

 二度と戻せないと言っていたが、先程の一言でほんの一握りだが自分の体を取り戻せるかもしれないという期待を持った彼は、肉棒を握り締めている紗緒の前でブラウスのボタンを外し、背中に手を回してブラジャーのホックを外した。

「ブラジャー、上手く外せるじゃない。もしかして女装した事があるの?」
「ある筈ないでしょ」
「ふ~ん。まあいいわ、早くジーパンとパンティも脱いでよ」
「…………」

 密着する生地から開放される下半身。そして俯いた視線に飛び込んでくる二つの胸に勃起した乳首。パンティに手を掛けてゆっくりと引き下ろすと、透明な愛液が数センチほど糸を引き、滑らかな生地に染み込んだ。
 この女性として十分魅力的な紗緒の体が自分のものであると考えると、男として興奮しない筈が無く、心の中は葛藤に苦しんでいた。

「いやらしい糸まで引いて、そんなに興奮しているの?そのまま入れても痛くない程、出来上がってるじゃない」
「そ、そんなの知りませんよ。僕の体じゃないんですからね」
「そうなっているのは吉沢君のせいよ。今は吉沢君の体なんだから、吉沢君が興奮すると乳首は勃起するし愛液も出るわ。ふ~ん、言葉では否定しているのに体の反応は全く違うのね。私の様に、もっと素直になればいいのに」

 恥ずかしいにも拘らず、何をどう隠していいのか分からない栄樹は、とりあえず両手を陰毛に包まれた股間に宛がった。その様子を見ながら、止めていた右手を動かし、再度肉棒を刺激し始める。

「はぁ、はぁ。吉沢君、こうして私の裸を想像しながらオナニーしていたのね。んっ……いやらしい」
「や、止めてください。僕はそんな風に……」
「ああっ、オチンチンが硬くて……んっ。私の体とは違う気持ちよさだわ。吉沢君も私の体でオナニーしてもいいのよ。きっとびっくりするくらい気持ちいいから。あんっ」

 彼女は目の前で恥ずかしそうに立つ栄樹を上から下へと眺めながら、肉棒を力強くしごいた。言葉の途中に混じる、スポーツクラブでは聞くことの出来ない紗緒の女性らしい喘ぎ声。目を瞑ると彼女が女性の体でオナニーをしているようにしか聞えないのだが、現実は男の体で肉棒をしごいて善がっているのだ。早く終わって欲しい──その異様な光景に、栄樹はただ立ち尽くすだけだった。

「あっ、何? この感覚……。オ、オチンチンから出てくるっ! あっ、やだっ……あっ。あんっ!」

 紗緒がオナニーを始めてから数分経った頃、彼女は女性として生まれながらも、男性でしか味わえない射精を体験した。亀頭から勢い良く出た白い精液が弧を描いて床の上に落ちてゆく。そして、肉棒を握り締めた右手にも粘り気と独特の匂いを伴いながら垂れ落ちていった。

「はぁ、はぁ、はぁ……。す、すごいわ。吉沢君、これが射精なのね。私、吉沢君のオチンチンをしごいてイッたんだ。ああ……射精ってすごく気持ちいい……」

 射精が終わった後も何度かしごいていた紗緒は、満足げな表情で床に飛び散った白い精液を眺めていた。

「あ、赤河さん……」

 蟹股に足を開き、精液の付いた右手の匂いを嗅ぐ彼女の姿に、インストラクターをしている面影は全く感じられなかった。

「自分の体を使われてオナニーされるのってどんな気分?」
「さっきも言ったでしょ。気持ち悪いに決まってるじゃないですか」
「私は吉沢君に目の前でオナニーしてもらいたいんだけど、嫌がるだろうから止めておくわ。とりあえずお風呂に入って体を洗わないと嫌でしょ」
「だ、だから別に……」
「そんなに愛液を流していたら気持ち悪くて寝られないわよ。シャワーだけでもいいじゃない。私はゆっくりと入りたいから後にするわ。先にシャワーを浴びてきなさいよ」

 見ると、太ももを愛液が伝い落ちている。気持ちとしては確かにシャワーを浴びたいのだが、彼女の言いなりになるのは癪に触るのだ。
 とはいえ、今更逆らってみたところで現状から何が変わる訳でもなく、元に戻れるかもしれないという淡い期待を持ちながら首を縦にしたのだった。

「はい、これが体を擦るタオル。バスタオルと下着、パジャマはここにあるから」
「女性物のパジャマじゃなくてTシャツとか、男性でも着ているような服って無いんですか?」
「何、言ってるの?その体にはこのパジャマが似合うのよ。ほら、早くシャワーを浴びてらっしゃい」
「…………」

 差し出されたピンク色のパジャマに抵抗したが、簡単に言い返された彼はタオルを持ってバスルームへと入っていった。

「お湯、沸いているからゆっくりと入ってもいいわよ。私はその間に吉沢君の体をじっくりと観察させてもらうから」

 磨りガラスの扉に映る彼女は、そう言い残して部屋に戻って行った。

「はぁ~」

 大きくため息をついた栄樹は湯船を覗き込むと、揺らめく湯面に映る顔に不釣合いな紗緒の体に再度ため息をついた。魅力的だ。確かに魅力的な体だと思う。しかし、この頭が体の上についていることで気持ち悪いという思いが先に出てしまう。

「俺の顔に、赤河さんの体……。こんな中途半端な姿じゃ、まともに外を歩けないよ。これならいっそ、首から上も赤河さんと交換してくれたら良かったのに……」

 そんな事をふと思った彼はシャワーだけにするつもりだったのだが、気分が変わったのか湯船に浸かっていた。湯の中に浮かぶ二つの胸。白くて細い太ももに括れた足首。足を開くと、縮れた陰毛が揺らめいている。そして、目の前に広げた両手の指は細くて長い。爪も甘皮が処理されていて綺麗だ。自分の指とは明らかに違う指紋の形にも不思議さを感じる。

「そう言えば最近は指紋センサーのついた扉があるし、カードでお金を引き出すときも必要になる事もあるよな。この指紋じゃ俺だって事が分からないじゃないか。一体、どうなるんだよ……」

 水滴の付いた天井を見上げた栄樹は力なく手を下ろした。その手が無意識の内に乳房に触れる。自分の体なら当たらない胸の感覚に、栄樹は視線を落とした。
 すぐに気に入るようになるわ──。紗緒の言葉が脳裏によぎった。
 この胸は栄樹の体の一部。誰に遠慮する事も無く、自由に触る事が出来る。それは彼自身、十分承知していた。しかし、彼の理性がそれを拒んでいた。女性の体は男性の体よりも遥かに感じると聞いたことがある。もし、この体に手を出し、女性の快感に──紗緒の体に溺れてしまったらどうしよう。自分の顔に紗緒の体というあり得ない姿が平気になり、外を歩き回れるような変態的な感覚になってしまったら。
 紗緒が彼の体でオナニーしている様子を見て、それだけは嫌だと思った。
 しかし──。

「や、柔らかい。赤河さんの胸……」

 二つの乳房は栄樹が操る紗緒の手によって、思い通りに変形した。
 理性と行動が伴っていない事を理解しつつ、栄樹はその光景に興奮した。
 紗緒の手が、彼女の胸を揉んでいる。しかもそれは、栄樹が動かしているのだ。まるで紗緒自身がしているような感覚に鼓動が高鳴る。開いていた太ももを閉じると、その姿に女性らしさを感じた。

「赤河さん……」

 栄樹は湯船の淵に頭を預けると、ゆっくりと目を閉じた。そして、瞼の裏に競泳水着姿の紗緒をイメージした。
 黒い競泳水着の彼女が両手を胸に宛がい、切ない表情をしている。その胸に宛がった掌で胸を揉む感触と、胸を揉まれる感覚がダイレクトに伝わってくる。

「ふっ……う」

 彼女が乳首を弄るシーンを想像しながら湯船に揺れる乳首を摘むと、自分の体ではあり得ない快感が全身に走った。

「うっ! はぁ、はぁ、はぁ」

 更に右手を股間へと移動し、陰唇の間に指を滑り込ませると、瞬間的に背中が仰け反り、自分でも驚く程の声を上げてしまったのだ。

「うわっ! な、何だ……今のは」

 恐る恐る同じ場所を弄ると、また全身を電気が走ったような感覚に驚かされる。

「す、すごい……。こ、これが女性の……クリトリスの感覚なんだ」

 初めての体験に驚愕した彼だが、何度も弄っていると快感の虜になってしまったようだ。いつの間にか情けない声を出しながら本格的にオナニーを始めている。

「はぁ、はぁ、はぁ。あっ……すごっ。あ、赤河さんのココ、信じられないくらい気持ちいいっ」

 執拗にクリトリスを弄り、紗緒の体から女性の快感を引き出す。彼女の中指は、オーガズムを迎えるまで休むことなく動き続けていた。

「あうっ、あっ。はぁ、はぁ、こ、こんなのって……こんなのって……」

 男性とは全く違う感じ方に、栄樹は夢中になった。そして思い切り足に力を入れ、背中を仰け反らせた後、真っ赤な顔で涎を垂らしながら湯船に体を預けたのだった──。


「随分とゆっくり入っていたのね。逆上せたんじゃない?顔が真っ赤よ」

 その言葉に何も言えなかった栄樹は、ピンクのパジャマ姿で濡れた髪を拭いていた。

「そんなに気持ちよかったんだ」
「ち、違いますよ。別に僕は……」
「あんなに大きな声で喘いじゃって。丸聞こえだったわよ」
「…………」
「気に入ったでしょ、私の体。もう自分の体に戻りたいなんて思わなくなった?」
「そんな事、ある訳ないでしょ。僕の体、返してください」
「だ~め。吉沢君の体って、結構黒子があるのね。それに、思っていたより体が固いわ」
「別にいいじゃないですか。僕の体なんだから」
「これから私が使っていくのよ。黒子はともかく、体が固いのは嫌だわ。柔軟体操、頑張らないとね」
「そんな事をするよりも、自分の体に戻ればいいじゃないですか」
「私はこの体が気に入っているの。それに、吉沢君の体をもらった理由は他にもあるのよ」
「理由?」
「ふふ、男の体に憧れていただけじゃないって事よ」
「それ、どういう事ですか?」
「後で教えてあげるわ。じゃあね」

 紗緒は軽く微笑むと、バスルームへと消えていった。

「男の体に憧れていただけじゃないって、どういう事だよ……」

 その答えは彼女がバスルームから上がり、少しの時間を置いてから明らかになった──。


「いいお湯だったわ。体がリフレッシュされた気分よ」

 バスルームから出てきた紗緒は、冷蔵庫に入っていたミネラルウォーターを取り出すと、数口飲んでキッチンのテーブルに置いた。白いバスローブに身を包む彼女だが、入れ替えた栄樹の体には少々小さいようで、身長はそれ程変わらないものの、普段よりも肩の辺りが窮屈に見えた。裾から見える足には男らしい脛毛が生えており、彼女の顔と見比べると奇妙な雰囲気を漂わせていた。

「そういえば吉沢君、喉が渇いているんじゃない?まだ冷蔵庫にミネラルウォーターやジュースがあるから適当に飲んでいいわよ」
「……はい」
「どうしたの? 随分と落ち込んでいるようだけど」
「落ち込んでいるとかじゃなくて、早く僕の体を返してもらいたいだけです」
「そう焦らないでよ。そろそろ来る頃だと思うから」
「え? 来る頃って……。ちょ、ちょっと待ってくださいよ。ここに誰か来るんですか?もう十二時を回っているのに」

 栄樹は壁に掛けられている時計を見ながら慌てた。

「うふふ。吉沢君がバスルームで楽しんでいる間に連絡しておいたの」

 彼女がテーブルに置いていたミネラルウォーターをもう一口飲んだところで、インターホンを鳴らす音が聞えた。

「あ、丁度来たみたい」
「ま、待ってくださいよ! こんな体で他人に見られたらっ」
「大丈夫よ。全部知っている人だから」
「えっ!? し、知っている人って……誰っ」

 紗緒が玄関の扉を開くと、白いTシャツにタイトジーンズ姿の女性が入ってきた。

「こんばんは~」
「いらっしゃい、藍華。早かったんだ」
「そう? 別に急いで来たわけじゃないけど」
「そうなんだ」
「ねえ紗緒。もしかして、バスローブの中ってもう……」
「うふふ、そうよ。さっき話したとおり」
「ほんとに? 信じられないよ」
「ゆっくり見せてあげる。早く上がってよ」
「うん」

 紗緒の後ろをついて廊下を歩いてきた彼女は、リビングで座っているピンク色のパジャマを着た栄樹を見ると、両手で口を押さえて驚いた。

「う、うそ。彼って……ほんとに紗緒の体なんだ」
「そうよ。ねえ~、吉沢君!」

 隠し様の無い姿を見られて動揺する栄樹が俯いていた顔を少し上げた。

「…………」

 栄樹は彼女の顔に見覚えがあった。確か彼と同じスポーツクラブに通っている女性で、プールで泳いでいる姿を何度となく見た事がある。

「どう? 好意を抱いていた吉沢君が女性の体になった感想は」
「ちょっ! 彼の前でそんな事言わないでよ」
「いいじゃない。その彼の体は私にあるんだから」
「もうっ、紗緒っ」
「ねえ吉沢君。彼女、村草藍華さん。吉沢君と同じくスポーツクラブに通っているの。知っているでしょ」
「……な、何度か顔は見た事が」
「藍華ね、吉沢君の事が好きだったのよ」
「えっ……」
「だからわざわざ吉沢君が来る遅い時間に合わせて通っていたの。知らなかったでしょ」
「そ、そりゃ……話もした事がないし、まさか僕なんかが好きだなんて」
「ちょ、ちょっと紗緒。そんな事まで話さなくても……んっ」
「どう藍華? 吉沢君の腕で抱きしめられた感じは。私の腕より、よほど男らしいでしょ」
「紗緒っ。も、もう……吉沢君がいるんだよ。やっ……んん」
「ほんとは嬉しいんでしょ。これで私達の関係はずっと続くよね」
「で、でもほんとに体を奪うなんて、吉沢君が可愛そうじゃないの?」
「藍華が言ったのよ。私達の関係に少し飽きてきたって。そして吉沢君に好意を持ったけど、男性と付き合うのは抵抗があるって。だから私が首から下だけ吉沢君の体になってあげたんじゃない。今度はディルドじゃなくて本物で突いてあげる。それも、藍華が好きな吉沢君のでね」
「やっ……ん」

紗緒が藍華の首筋を舐めると、彼女は寒気を伴った様に体を震わせた。

「藍華って、ほんとに首筋が弱いわね。それに乳首も」

 背後から白いTシャツの生地ごと乳首を摘まれた藍華は淡い吐息を漏らした。彼女はブラジャーを着けていないようで、Tシャツ越しにでも勃起した乳首を確認することが出来る。

「吉沢君、私達がこうして絡んでいるのを見て興奮しているんでしょ? 私と藍華は同じ女子高に通っていたの。その頃からこんな風にしていたのよ。卒業してからは別の道を選んだけど、その後も体を慰め合っていたの。そして一年前くらいかな? 私のスポーツクラブに通うようになったのは」
「う、うん。さ、紗緒っ……あんっ」
「私達、男性には全然興味が無かったんだけど、藍華に心境の変化が出てきてね。周囲から聞く男性とのセックスがうらやましく思えてきたみたい。女性同士よりも男性との関係を持ちたいという彼女の話を聞いて、私も男性に少しずつ興味が出てきたの。だからといって藍華を手放したくない。そんな時に現れたのが吉沢君よ。藍華は吉沢君を初めて見たときからずっと気になっていたみたいだけど、一度も男性と接した事が無かったから抵抗があってね。だから私は藍華に提案したのよ。吉沢君の体を奪って、男性とのセックスを体験させてあげようかって。スポーツクラブでも言ったけど、私も男としてたくましく変化する吉沢君の体に憧れを抱いていたから。それに、吉沢君の体で藍華を抱いたらどんな感じだろうってね。黒魔術の書物を毎日読み漁っていた甲斐があったわ」

「ふ、二人は……レズだったて事……ですか」
「そうよ。でも今は違うわ。私は吉沢君の……男の体になったの。この体で藍華を堪能させてあげるの。もちろん吉沢君も気持ちよくしてあげる」

 紗緒は話しながら藍華が穿いているタイトジーンズのボタンを外すと、血管の浮き出た栄樹の手を中に忍ばせた。

「んふっ。紗緒。やだっ……」
「藍華ったら、来たばかりなのにこんなに濡らしちゃって。今、藍華の股間を弄っているのは吉沢君の指なんだよ。男の指がクリトリスを弄っているの」
「あっ、あ~っ。あうっ。さ、紗緒っ。だ、駄目だよ。よ、吉沢君が見てる」
「いいじゃない。今日は三人で楽しみましょうよ。ねえ、吉沢君」
「そ、そんな。赤河さんがそんな人だったなんて……」
「ごめんね、そんな人で。でも仕方ないじゃない。女子高は一人も男がいないから嗜好が変わる人もいるわよ。藍華は陸上部の短距離選手だったの。ショートカットで格好良くて皆に持てはやされていたわ。まるで漫画に登場する美男子みたいだった。そんな藍華を私一人の彼女にしたの」
「紗緒ったら……あんっ。そんな昔の話はよしてよ。あ、あああ~っ」
「藍華はまだオナニーの経験も無かったから私が全部教えてあげたの。そして藍華も私も互いに離れられなくなった。もう私達は一人で生きていけなくなったのよ」

 体を震わせながら崩れ落ちた藍華と共に床に座った紗緒は、バスローブの前を肌蹴て彼女にいきり立った肉棒を見せ付けた。

「どう? これが吉沢君のオチンチンよ。いつも水着越しにしか見えなかったオチンチン。ディルドの様な作り物じゃなくて、血が通っている本物なの。ねえ藍華。私、もう我慢できないよ」
「紗緒……。わ、私……」
「いいよ、お願い」
「……紗緒」

 藍華は栄樹の顔をちらりと見ると、恥ずかしそうな表情をしながらも紗緒の股間に顔を埋めた。

「あっ! あっ、すごいっ。藍華が私のオチンチンをフェラチオしてる。はぁ、はぁ、あっ。き、気持ちいいよぉ」
「んっ、んっ。こ、これが本物のオチンチンの味なんだ。硬くてたくましくて……温かい」

 蟹股に足を開いて座る紗緒は、初めて味わうフェラチオの感覚に酔いしれた。
藍華もディルドとは明らかに違う肉棒の質感に驚きながらも、いやらしい音を立てながら美味しそうにしゃぶっている。
 彼女達が絡んでいる様子を眺める栄樹は、ピンクのパジャマに包まれた紗緒の体が興奮している事を感じていた。

「じょ、上手よ藍華。フェラチオがこんなに気持ちいいなんて……。すぐにイッちゃいそう」
「んふっ。んっ、んっ。紗緒、私も我慢出来ない。早くこのオチンチンを入れたいよ。んっ、んっ、んぐっ、んふぅ」
「あっ、あっ、すごっ……い。だ、駄目だよ、そんなにきつく吸うなんて。ま、待って。で、出ちゃうから」
「んっ、んっ、んん~」

 一旦は激しくバキュームフェラした藍華だが、その動きを止めると肉棒を口から放した。

「はぁ~、気持ちよかったわ。吉沢君、フェラチオされるってとても気持ちいいのね」
「…………」

 無言で足を組み、体操座りしている彼に話しかけた紗緒は、衣服を脱いで裸になり、仰向けに寝転んだ藍華の両足をM字に開かせると、その間に体を割り込ませた。

「今から吉沢君のオチンチンを使って藍華を犯すのよ。見ていて興奮するでしょ。私達のセックスを見ながらオナニーしていてもいいからね。藍華と楽しんだ後、吉沢君も私の体が持っている女性の快感に身も心も墜としてあげるから」

 興奮しすぎて時折声を裏返す彼女は、いきり立った肉棒を掴むと愛液が蕩け出す藍華の陰唇へ照準を合わせ、そのままめり込ませた。

「あっ! ああ~」
「あん。はぁ~、藍華の中ってすごく温かくて……オチンチンを締め付けてくるわ」
「す、すごいよ紗緒。わ、私の中に本物のオチンチンが入っているの?」
「そうよ。男の……吉沢君のオチンチンが入っているの。もっと奥まで入れてあげる」
「はあっ、あんんっ」

 紗緒は藍華の太ももをしっかりと持つと、下半身を密着させた。肉棒が完全に膣内に入り込み、子宮口を亀頭が押し上げている。

「どう?」
「さ、紗緒~。オチンチンにお腹を突かれてるのが分かるよぉ」
「ディルドと吉沢君のオチンチン、どっちが気持ちいい?」
「そ、そんなの……オ、オチ……あっ!あっ、あっ、あっ、あんっ、はうっ、はっ」

 答えきる前に腰を振り始め、彼女の喘ぐ表情を楽しむ紗緒は、本物の肉棒を使って犯しているという優越感に浸っていた。

「はぁ、はぁ。気持ちいい? 気持ちいい?」
「あっ、うっ、うっ、あんっ。イ、イイッ!すごく……ああっ」
「んっ、んっ。藍華がそんなに感じているから……はぁ、はぁ、私もイッちゃいそうよ」

 肉がぶつかり合う音。そして肉棒が膣を犯すいやらしい水音。男女のセックスでありながらも、互いに女性の声で喘いでいた。
 目の前で行われる異様なセックスに、栄樹のものとなった紗緒の体が過敏に反応している。パジャマのズボンを引き上げると、股間の生地に愛液のシミが出来るに違いない。それほど興奮しているにも拘らず、栄樹は二人の様子をただ見ているだけだった。紗緒の目の前で体を弄るなんて、彼のプライドが許さないのだ。

「あっ、あっ、あっ。紗緒っ、紗緒っ! イイッ。すごいのっ。こ、こんなの初めてっ。あっ、あっ」
「はぁ、はぁ。イ、イキそうっ。私っ、藍華の中でイキそうよっ」
「んっ、うっ、はぁ、はぁ。んんっ。い、いいよ。私の中でっ……私の中に全部出してっ!」
「はぁ、はぁ、イイッ! イクッ、イクッ!」
「んっ! 紗緒っ、紗緒っ。わ、私もっ……んんっ!」
「あっ、あっ、あんんんっ!」
「ああっ、あ、あ、あ、あああぁ~」

 紗緒は元の体ではありえない程、激しく腰を振ると藍華の膣に射精した。海老の様に背を反らした藍華も、全身に力を入れてオーガズムを感じると、胸で大きく呼吸をしながら開放された足を投げ出した。

「はぁ、はぁ、はぁ」

 肉棒を入れたまま藍華の上に覆いかぶさる紗緒が、彼女の体を抱きしめ、そして唇を合わせあっている。
 男性の体で藍華に覆いかぶさっている様は、まるで栄樹自身が愛撫しているように錯覚させた。

「あぁ~。すごいよ紗緒。本物のオチンチンってこんなに気持ち良かったんだ」
「私、男がセックスしたがるの、すごく分かったわ。膣の中ってこんなに気持ちがいいものだったなんて。ねえ、吉沢君」

 急に話を振られて言葉に困った栄樹は、相変わらず体操座りをしたまま微妙に頷いた。

「今度は吉沢君が私の体を堪能する番よ。でも少し休ませてね。その間に……ね、藍華」
「んっ……。いいよ、私が先に吉沢君の相手をしてあげる」

 肉棒を抜いた紗緒が足を投げ出して床に座ると、藍華は体を起こしてゆっくりと栄樹に近づいてきた。

「吉沢君、ごめんね。私のせいでこんな事になってしまって。でも、吉沢君が好きだって気持ちは嘘じゃないの。信じてね」

 藍華が栄樹の頬に手を添えようとすると、彼は体操座りしたまま後ずさりした。

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。こ、こんなの絶対におかしいです。僕の体、気持ち悪いと思わないんですか? 男の顔に女の体がついているんですよ」
「うん。不思議に思うけど、気持ち悪いとは思わないよ。そうじゃないと、吉沢君の体になった紗緒とセックスするはずないでしょ」
「あ、赤河さんの場合はそうかもしれないけど、僕はこんなに気持ち悪い体になって……」
「気にしないで。私が受け入れてあげるから。そして慰めてあげる」
「村草さん……」
「私に任せて。ねっ」

 もう一度頬に手を添えると、栄樹は逃げなかった。
 その手が数回頬を撫でると、ピンクのパジャマに降りてゆく。

「ずっと興奮していたんでしょ。私達のセックスを見て」
「…………」
「ほら、こんなに乳首が勃ってる」
「うっ!」

 ブラジャーのカップがあるにも拘らず、その敏感な感覚に思わず声を漏らしてしまった。藍華の手は優しく労わるような手つきで胸を揉み、乳首を弄っている。

「はうっ、くっ。ふっ……ううっ」
「吉沢君、無理に声を殺さなくてもいいよ。素直に喘いでいいからね」
「男なのに喘ぐなんて。そんな恥ずかしい事、出来ませんよ」
「そう? 別に男性だって気持ちよければ喘いでもいいんだよ」
「喘ぎませんよ……」
「クスッ。そう思っていても喘いじゃうよ。だって今は紗緒の体なんだから」
「む、村草さん。こんな事、もう止めましょうよ。その……絶対に変態みたいです」
「いいでしょ、変態だって。私達しかいないんだから。ねえ、紗緒」
「そうよ。私、シャワーを浴びてくるわ。二人で仲良く楽しんでいてね」
「あ、赤河さんっ」
「その体に自分のオチンチンを入れられる事を想像してみて。ゾクゾクするでしょ」

 紗緒は笑いながらバスルームへと消えてしまった。

「そういう訳で、吉沢君を女性の快感に溺れさせてあげる。絶対に気持ちいいから」
「わっ! ちょ、ちょっと……イテッ!」

 体操座りしている栄樹の足を強引に開いた藍華は、その間に体を押し込むとそのまま彼を押し倒した。
 急に倒されて後頭部を打った彼が両手を頭に沿えている。

「あ、ごめんね。痛かった?」
「だ、大丈夫ですけど、何するんですかっ」
「何するって……決まっているでしょ」

 話をしながらも彼女の手はパジャマのボタン、そして彼の背中にあるブラジャーのホックを外した。

「それにしても、ブラジャーまで付けているなんて。吉沢君ってもう女性の体であることをしっかりと認識しているんだ」
「ち、違いますよっ。赤河さんが出していたから付けなきゃならないと思って付けただけです」
「そうなんだ。紗緒のスタイルって理想的でしょ?私だって嫉妬しちゃうもの。そんな紗緒の体になれた吉沢君がうらやましいよ」
「僕はうらやましがられても……あっ! そうだ。じゃあ赤河さんに言って、赤河さんの体と村草さんの体を入れ替えてもらればいいじゃないですか。女性同士なら体を入れ替えても違和感がないし、僕も自分の体に戻れるしっ」
「う~ん、そうねぇ。いつか紗緒の体と入れ替えて欲しいけど、今はこの状況を楽しみたいの。吉沢君はどんな風に乱れるのかな?」
「だ、だから……うあっ! ふっ、うっ、ううっ。む、村草さんっ。ちょっと……あうっ」
「ほんとに紗緒の体だね。彼女がどうすれば気持ちいいのかすべて分かっているの。ほら、乳首を吸われるとすごく気持ちいいでしょ」
「はぁ、はぁ、はぁ……あうっ」
「んふっ。こっちは? すごい。こんなに濡れてるんだ。よほど我慢してたんだね」
「うああっ!」

 他人に体を弄られるとは、これほど気持ちがいいものなのだろうか?
 栄樹は足の裏を床につけると、思い切りお尻を上げた。そしてもう一度床につけると、今度は背中を仰け反らせながら足を閉じたり開いたりした。
 藍華が乳首に吸い付きながら、パジャマのズボンに手を忍ばせて直接クリトリスを弄り始めたのだ。
 ズボンの生地に彼女の手の甲が浮かび上がり、股間を弄っている様子が伺える。いやらしい水音は耳を澄まさなくても十分に聞こえるほどだった。

「そんなに気持ちいいの? 紗緒の体」
「うううっ。うっ、う~っ」
「バスルームで弄ってみたんでしょ。紗緒から聞いたよ。やっぱり自分で弄るより私が弄るほうが気持ちいいのかな?」
「む、村草さんっ。も、もう……くっ、や、止めて下さ……い」
「だ~め。今度は直接舐めてあげる。びっくりするよ!」
 抵抗しているはずだった。両手で彼女を押しのけようと頑張っていた。しかし、その手は栄樹が思っているほど力が入っておらず、藍華の行為を阻止することは叶わない。もがいている間にズボンとパンティを脱がされ、はだけたパジャマと競り上げられたブラジャーのみとなってしまう。
 彼女がいやらしい笑みを浮かべながら、開かせた足の間に顔を埋めた瞬間、栄樹は今までにない喘ぎ声をあげた。

「あああっ!」
「んっ……んん」
「ああっ、あっ、あっ……あああっ」

 掴めない床を必死に掴もうと腕を動かす栄樹は、紗緒の体が発する極上の快感に身をよじらせた。
 例えようのない気持ちよさ。男の体では絶対に味わうことの出来ない強烈な快感に、栄樹は叫ぶように喘ぐしかなかった。

「はあっ、ああっ、あっ、あああっ」
「そんなに気持ちがいいの? 女の快感、気に入ってくれたかな?」
「あうっ、はぁ、はぁ。ああ……」

 口を使ってクリトリスを刺激しつつ、細い指を膣に中に入れて掻き回している。
 男性の射精と比べると何倍気持ちがいいのだろうか。先ほどバスルームでオナニーした時よりも感じる。もしかしたら、あの時は軽くイッただけなのかもしれない。

「うあ……はっ。はぁ、はぁ。ああっ」

 意識が朦朧とし、殆ど思考が停止してしまった彼の体を這い登り、首筋を愛撫した藍華は両足を使って彼の足を強引に開かせた。
 栄樹のものとなった紗緒の陰唇が開かれ、ピンク色の膣口がヒクヒクと動いているのが分かる。

「吉沢君。今からもっと気持ちよくしてあげる」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「気持ちよすぎて気絶しないでね」
「はぁ、はぁ。な、何を……」

 藍華が覆いかぶさっているので、人の気配を気づけなかった。
 強引に開かされていた藍華の足から開放されたかと思うと、今度は人の手で掴まれた。そして、膣口に何かが触れた瞬間、一気に下腹部が満たされたのだ。

「うあああああっ!」

 その刺激に驚き、栄樹は叫んだ。

「私の中ってこんな感じだったのね。藍華の時とあまり変わらないわ」
「ああ……あ……あ……」
「でも、紗緒は運動して下腹部を鍛えているから私よりも締め付けがきついんじゃない?」
「う~ん。そうかも知れないけど今はよく分からないわ。どう? 吉沢君。膣にオチンチンを入れられた感じは。自分のオチンチンを入れられているのよ」

 シャワーを浴び、バスルームから出てきた紗緒の目の前に、絡み合う二人の姿があった。足を大きく広げ、濡れた陰唇を惜しげもなく披露している様子に興奮した紗緒は、藍華とアイコンタクトを取りながら忍び足で近づき、一気に自分の膣へ栄樹の肉棒をねじ込んだのだ。

「あぁ、赤河……さん」
「一気にイカせてあげる。藍華、お願い」
「うん」

 紗緒の合図で栄樹の上から体をずらした藍華は、彼の勃起した乳首を口に含みながら手でクリトリスを弄り始めた。
 その状態で紗緒がピストン運動を始める。
 乳首とクリトリス、そして膣を同時に犯された栄樹は紗緒の体が発する快感に発狂した。

「ああ! ああっ!ああ~っ! ああああっ、あああ」
「すごい、吉沢君が狂ってる」
「はぁ、はぁ、はぁ、それほど私の体が気持ちいいのよ。すごく締め付けてくるもの」
「そうなんだ。じゃあもっと気持ちよくしてあげるね」

 乳首を甘噛みしながら、クリトリスを弄る手の動きを早めた藍華。そして膣の奥まで肉棒をねじ込む紗緒。
 その強烈な快感に成す術もなく、ただ声を荒げた栄樹は紗緒の体が本当のオーガズムを迎えた瞬間、白目を剥いた。

「あぐっ、あぐっ……あひっ……」
「イッちゃったんだ、吉沢君」
「え~、私、自分の膣でまだイッてないのに。ねえ吉沢君、私より先にイかないでよ。ねえってば」
「無理みたい。白目を剥いて完全に気を失ってるもの。そんなに気持ちが良かったんだ」
「ふふ、まあいいわ。これで私の体から離れられなくなったんじゃない?」
「そうかもね。ねえ紗緒。私、まだ足りないよ」
「分かってるわよ。私だって射精出来なかったんだから。このオチンチンで慰めてあげるわ」
「うん。あっ、あんっ!」

 二人に犯され、意識を失った栄樹はそのまま朝まで眠り続けた。
 その間に紗緒は栄樹の体を使い、男女のセックスを堪能したのであった──。


「う……うう」

 寝返りをして目覚めた栄樹は、フローリングの床をしばらく眺めていた。
 どうしてこんな所で寝ているのだろうと不思議に思ったのだが、夕べの事を思い出したようだ。ハッと目を見開き、気だるくなっていた上半身を起こした。
 体に掛けられていた毛布が足の上に落ちると、Tシャツに包まれた二つの胸が目に飛び込んでくる。

「ああ、吉沢君。目が覚めたの」
「赤河さん、僕……」
「覚えてる? あれからずっと気を失って眠っていたのよ。仕方が無いから服は着せてあげたけど」
「ぼ、僕は……」
「気持ちよかったでしょ、私の体。それよりもお腹が空いているわよね。ちょうど朝ご飯が出来たところだから食べて。ああ、そうそう。その前に会社に電話して休む事を伝えておいた方がいいわ」
「会社……あっ! い、今何時ですか」
「八時半よ」
「八時半! ここからじゃ絶対に間に合わないっ」
「だから休むって言えばいいでしょ。それに、その体で会社へ行くつもりなの?」
「あっ……」

 会社と言われて気が動転した彼だが、同僚や親に見せられない体になってしまった事に気づき、ため息をついた。

「携帯電話、持っているでしょ。無いなら貸してあげる」
「……はい」

 紗緒がキッチンのテーブルにトーストを用意している間に電話を掛けた栄樹は、もう一度ため息をついた。

「焼きたての熱いうちに食べて」
「あの、赤河さん。僕の体はいつ返してもらえるんで……あ、あれっ!」
「どうしたの?」
「赤河さん、その体……僕のじゃないっ!」

 あまりに違和感が無かったので気づくのが遅れたが、水色のキャミソールに黒いスパッツ姿の紗緒は明らかに女性の体になっていた。たくましくなった栄樹の胸板や男性の象徴である肉棒は存在せず、大きな胸と、女性特有の滑らかな曲線がスパッツの股間を模っていた。

「ふふふ。やっと気づいたの?」
「ど、どういう事ですか! どうして赤河さんは自分の体に戻っているのに、僕は赤河さんの体のままなんですかっ」
「だって、吉沢君の体のままじゃ、インストラクターをする事が出来ないでしょ。私だって働かなければ生活出来ないんだから」
「僕の体は? 僕の体はどうなったんですかっ」
「教えて欲しい?」
「赤河さんが自分の体に戻れたんだから、僕も戻れるんですよね。どうすれば戻れるんですか?」
「そんなに慌てないで。折角作ったんだから食べながら話しましょうよ」
「赤河さんっ」
「吉沢君も早く座って」

 紗緒は椅子に座ると、トーストを一口齧った。もどかしくて仕方の無い栄樹だが、とりあえず椅子に座り、ミルクを飲んだ彼女に強い視線を送った。

「そんなに睨まないでよ」
「睨んでなんかいませんよ」
「美味しいわよ、食べて」
「早く教えてください」
「もう、せっかちなんだから」
「当たり前ですよ。自分の体に戻れる事が分かったんですから」
「ふふふ、吉沢君。私ね、自分の体に戻った訳じゃないのよ」
「……え?」
「女性の体に戻っているけど、これって私の体じゃないの」
「私の体じゃないって……どういう事ですか」
「実はね。この体って藍華のものなの」
「えっ……」
「夕べ、一通り楽しんだ後、藍華と体を交換したのよ」
「……こ、交換したって……」
「だから、吉沢君の体は今、藍華が持っているの。今頃、吉沢君の体を堪能していると思うわ」
「そ、そんな……」
「彼女も一人暮らしだけど、親から仕送りもらっているから結構自由なのよね。藍華に吉沢君の体を預けていればいつだって楽しめるって訳なの」
「……で、でもそれって何度も入れ替えられるって事ですよね。だったら早く返してくださいっ。僕は、本当に自分の体に戻りたいんです」
「私の体になって、あんなに気持ちよさそうに喘いでいたのに?」
「そ、それは……赤河さんと村草さんが強引にしたからでしょ」
「自分の体に戻ったら、女性の快感を楽しめなくなるのよ」
「僕は……それよりも自分の体に戻りたいんです。顔と体が一致しないなんて絶対に嫌なんですっ」
「ふ~ん。女性の快感を堪能したら、戻りたくないって言うと思っていたのに。吉沢君って結構強情なのね」
「強情とか、そんなんじゃなくて……」
「それじゃ、交換条件っていうのはどう?」
「こ、交換条件?」
「そう。吉沢君の言うとおり、本当は体を元に戻すことが出来るの。でも、吉沢君に体を返したら私と藍華の関係が冷めてしまうかもしれないわ。藍華も吉沢君の体が気に入っているし、男性への抵抗も無くなったみたい。と言っても、吉沢君に対してだけかもしれないけど。だから……」
「だ、だから?」

 紗緒はミルクを半分ほど飲むと、信じられない交換条件を栄樹に提案したのだ──。


 栄樹が奇妙な体験をしてから一週間が経過した。しかし、彼は相変わらず紗緒と藍華の呪縛から離れられない状態にあった。
 三人共、朝から紗緒のマンションに集まってそれぞれが身支度をしている。あの後、栄樹の願いは受け入れられた。確かに自分の顔と体が一致している。しかし──。

「うふっ! 今日は私が吉沢君ね。一昨日みたいにヘマしないよう頑張るから」
「お、お願いしますよ、村草さん。会社を首になったら、親に合わせる顔がありませんから……」
「その時は、私がずっと吉沢君に成りすまして生きて行くのもいいよね。私、何とも思わないし」
「じょ、冗談は止めてくださいよ」
「吉沢君も私の体でヘマしないでよ。ヘマしたら分かっているわよね」
「は、はい……」
「それならいいけど。今日は藍華の体でゆっくりと休ませてもらうわ」

 彼女が提案した交換条件。それは全身を入れ替えて生活するというものだった。毎日、三人で体を入れ替えるのだが、栄樹は自分の体になることはなく、必ず紗緒か藍華の体に入れ替えられてしまう。
 一方、紗緒と藍華は自分の体を含めて三つの体を楽しみ、その体に合った生活を送った。そして毎夜、必ず紗緒のマンションに集合し、三人で絡み合うのだった。
 紗緒と藍華の体を交互に使わされ、強制的に女性の快感を与えられ続ける栄樹。この関係に飽きたら体を返してあげると言われているのだが、一ヶ月も経つと次第に自分の体への執着心を失っていった。
 インストラクター【赤河紗緒】としてスポーツクラブに通う事は嫌ではない。自分の顔に紗緒の体なら抵抗があるものの、今は全身が紗緒になっているのだ。自分の思うように彼女の表情を変化させることが出来、彼女のスタイルは性別を問わず、皆に憧れの眼差しで見つめられる。そして三人で絡むときも、口から出るのは男の低い声ではなく、紗緒や藍華が持つ女性としての喘ぎ声。
 特に、藍華になっている時は持て余す時間を利用し、オナニーに明け暮れた。男性の射精の様に限界を感じる事は無く、やりたい時に好きなだけ楽しむことが出来る。彼女が持っていたディルドを使い、女性の快感を貪る事が出来るのだ。

「ねえ紗緒。吉沢君、最近は自分の体に戻りたいって言わなくなったね」
「きっと私達の体でいる事に抵抗がなくなっているのよ。逆に、体を返してあげるって言ったら戻りたくないって言うかも」
「でも、そろそろこの関係にも飽きてきたし」
「そうね。じゃあ……返してあげようか」
「うん。でも、このオチンチンは魅力的だから……」

 二人だけの時間。栄樹の体になっている藍華は、勃起した肉棒を握り締めながら愛しそうに見つめた。

「ふふ、そうよね。それじゃ、体は返してあげるけど……」
「出来るの?」
「出来るわよ。藍華、吉沢君自身に未練は無いの? 私はもう男の体を堪能出来たからいいけど」
「うん、私も同じ。吉沢君になる事で気持ちが満たされちゃった。この一ヶ月で男性への抵抗も無くなったしね。ほんとに愛せると思う男性が現れるまで吉沢君のオチンチンだけあればいいよ」
「それって、愛せる男性が現れたら私との関係も無くなるって事?」
「違うよ。紗緒と私はいつまでも一緒だから」
「うふ。それを聞いて安心したわ。男が欲しくなったら私が調達してあげる。今、解読している呪文が分かればどんな男だって連れてくる事が出来るから」
「それって催眠術?」
「そうじゃないの。もっと強力な呪文よ」
「ふ~ん」
「相手の体を乗っ取って、自由に使うことが出来るの」
「体を乗っ取る?」
「そう。この呪文ならどんな男だって私の思い通りになるわ。男性アイドルの体に乗り移ってここに連れてくる事も出来るのよ」
「すごい呪文だね。でも解読するの、難しいんじゃない?」
「半分くらい解読出来ているわ」
「じゃあ吉沢君のオチンチンも要らないのかな?」
「まあ、すぐに解読出来る訳じゃないから持っているほうがいいわよ」
「そっか。今日で吉沢君の体とも最後っ事で、盛大に楽しもうよ」
「そうね。彼は自分の体に戻れて喜ぶかしら?それとも……」

 笑みを浮かべながらキスをした二人は、紗緒の体で戻ってきた栄樹と明け方まで絡み合った。
 そして──。


「赤河さんっ! こんなのってひどいですよ」
「どうして? 自分の体に戻れたんだからいいじゃない」
「戻れたって、股間だけ赤河さんの……女性のものじゃないですかっ」
「いいでしょ。それなら誰にも気づかれないわよ。私達、吉沢君のオチンチンがあればいいの。吉沢君も、自分の体で女性の快感を味わえるんだから文句無いでしょ」
「こんな体じゃ女性とも付き合えないし、トイレでも怪しまれるじゃないですか。僕の……それ、返してくださいっ」
「嫌よ。あまりしつこく付きまとうなら警察を呼ぶから」
「そ、そんな……」
「新しい呪文が解読出来たら返してあげる。それまで大人しく待っていて。分かったわね」
「……本当に返してくれるんですか?」
「まあね」
「まあねって……赤河さん……」

 まさか、股間だけ入れ替えて体を返されるなんて。しかし、栄樹は受け入れるしかないのだ。
 少なくとも、外観で疑われることは無い。それだけが救いだが、二ヶ月ほど経ったある日を境に、紗緒と藍華の消息が掴めなくなってしまったのだ。

「ど、何処に行ったんだ? こんなに探しているのに……」

 こんな体でずっと生活を続けなければならないなんて。いっそ、死んでしまいたいとさえ思う日々が続いていた。


 ──その頃、彼が住む近くの家では、もうすぐ就職先が決まりそうな女子大生の姉と、高校三年生の妹がベッドの上で裸になり、体を慰めあっていた。

「んっ……あっ。すごく気持ちいい」
「昔の藍華を思い出すわ」
「私も。あの頃はこんな感じだったのかなってね。ねえ紗緒、シックスナインしようよ」
「うん。この体も結構いい感じ。後で交換しない?」
「まずは私が楽しんでから。やっぱり女同士っていいよね」
「そうね。しかもこうして他人の体で楽しめるんだから」
「自分の体が無くなっちゃったのは残念だけど、このまま他人の体を渡り歩いて生きるのも悪くないよね」
「そうね。誰の体にだって乗り移れるんだから。あんっ、やっぱりこの女性、気持ちいいわ」
「あっん。この子もいいよ。あっ、あんっ」

 他人の体を乗っ取る事が出来るという黒魔術を解読した紗緒は、藍華の知人に乗り移り彼女の前に現れた。驚くほど簡単に乗り移れる事を知った藍華も呪文を教わり、自分の母親に乗り移ってみたのだが、この呪文を使うと自分の体が消滅してしまうという事を知らなかったようだ。
 結果、二人は自分の体を失い、霊体の状態で死ぬ事も出来ずに彷徨う事になった。ただ、他人の体を自由に乗っ取れるという状態であるため、好みの体を見つけては乗り移り、その体で絡み合っているのだ。
 そして、股間だけが女性になってしまった栄樹は親の反対を押し切り、女性として新たな人生を歩んでゆく決心をしたのであった──。
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jof20019 发表于 2011-6-3 23:42:07 | 显示全部楼层
有興趣的話 這邊就提供一些管道吧
9 ]- V/ P% b# m2 m. |- @
+ m' c+ p  _6 H* ^. lhttp://insidedoll.bne.jp/main.html  <- 網站" @$ _! n! |5 o0 O: ?

0 {* A3 _1 Q" L0 [http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/846/1247437212/  <- BBS4 U5 y$ b  q0 D( L9 t2 a
% n7 y) h6 g$ ~
http://www.pixiv.net/novel/tags. ... 0%E3%82%8B%E3%81%BF  <- 創作網, t7 t& |  f5 X8 A# s& N: c0 l
: B: y" ^8 ?1 K) h
這些 都是不錯的地方
. `3 R0 |! _# N, b9 n0 ^) W
3 q5 j3 W7 k1 L' H另外 有機會的話 記得跟原作者說一下有人在翻譯他的作品
( B$ U7 ?* V. Z/ H3 r# t相信對方也會很高興的
匿名  发表于 2011-6-6 23:36:09
话说请教一下 有男的变女的重口味日文小说么?
想瞅瞅!
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匿名  发表于 2011-6-6 23:52:44
哇塞。。这日文写得还真不错。。。看了一半。。。。继续看。。。。
匿名  发表于 2011-6-7 00:36:40
话说这种日本文章还有没有
很好看!!!
话说看懂了   但是叫我翻译的话 可能不会翻译的很准确
但是 我可以要文么?
silverpine 发表于 2011-6-20 22:41:06 | 显示全部楼层
回复 jof20019 的帖子
. F+ P; Z& ?! `4 y) h$ ^* L! s" c7 n8 @+ t, V3 z/ L3 O) ]
那我也顺便问问,皮物系的邪恶文章哪里找比较好?
jof20019 发表于 2011-6-21 03:22:57 | 显示全部楼层
回复 silverpine 的帖子
3 y+ Y3 ~9 y, z7 k' Y
: X2 d! f. [4 j/ q8 T7 B! ^3 y基本上 我上面所提到的那3個網址 / S+ `$ V& q: T, |0 D, H+ L/ x. I
量就已經不少了(尤其BBS還能翻舊文)' K; u5 ^5 x6 W7 ^

& u9 p. @' g+ o' q/ _至於內容嘛..... 就請自己斟酌一下了
, e. u4 y! T- E. S7 t因為對日文不是很在行 所以沒啥能力能找出"邪惡"的跟"非邪惡"的
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silverpine 发表于 2011-6-21 15:47:34 | 显示全部楼层
回复 jof20019 的帖子
2 x1 N7 `/ b. W: Q
& c' a* Z# ?) e* q# W; j第一个那是BIGFISHMAN兄台负责填坑的范畴.....
' t5 z$ g* J0 N第3个我看不到什么皮物文....9 U- b. w7 p4 d! k
第2个嘛...我似乎粗粗一看也米有看到....
redredred 发表于 2011-6-21 16:07:52 | 显示全部楼层
第三個連結的話..是Pixiv Novel裡面,"ぬいぐるみ化"的Tag。日文的說明是"擬物化の一種で、人を何らかの手段でぬいぐるみにその名の通り変身させられた作品に付けられるタグである。";人用了不知道什麼手段,變身成為玩偶的一種系列。從這樣的說明看來,還有我點進去看幾篇文章的結果..的確不太像是這邊的人在尋找的"皮物"。
; C: D8 [% C+ U1 f' t/ [8 m" }+ ~, U2 H1 e
http://www.pixiv.net/novel/tags.php?tag=TS
# B5 [6 A$ ]0 g; a0 _% r直接使用"TS"當關鍵字尋找,應該會比較有收穫?
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silverpine 发表于 2011-6-21 16:31:59 | 显示全部楼层
回复 redredred 的帖子$ k' Q! J. d  r$ o- v# V
) u$ B; T. ?; u/ i' C: [9 h9 s
我用  皮モノ 做关键词搜了一下,就3篇....
jof20019 发表于 2011-6-21 22:07:07 | 显示全部楼层
回复 silverpine 的帖子
  {+ u8 ~+ X( b6 E: q* H$ P; o
, t, y* j3 }& P$ w2 g+ d: I0 Y5 ?其實 都忘了個 簡單方便的方法...$ d: J$ L5 I- a# @7 g
. T( ~/ T) h- G/ N4 O  i/ u
那就是.....
  Q1 X; l' p9 |. k* EGOOGLE大神....
9 i! |& q* d( E( d, d
. X! k' q( \; `! D- I5 O3 m簡單找一下 就有
7 m4 X9 J3 P' M% L+ S' shttp://kawamono.blogspot.com/2010/02/blog-post.html  <- 這裡4 V3 e: p+ d9 N6 v7 j, ^

4 q: Z! x* @1 X" ohttp://warlekfe7.blog103.fc2.com/  <- 這邊也有一些/ \' c2 E  g% F& i: E
5 f' h8 e$ {1 i( r1 w# r
這部份 相信應該能翻上好一陣子了
3 a* H/ {3 L& Z(雖然有些是有人翻過的)
1 o& m' P! N; O% v5 R
% s) W! J) m- Q3 O" v+ a我就在這邊慢慢期待翻譯成果啦
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silverpine 发表于 2011-6-21 23:51:54 | 显示全部楼层
回复 jof20019 的帖子
+ V) b% S% ~+ T* {6 f# d! y7 k/ M2 F
喵的....+ h6 h% i' |5 Y% y# Q, g
就算用上翻墙软件,这2个网页也常出错.....
3 D2 c) |" [$ z* r下面这个的皮物文基本都被翻过.....原来我会不时去看看的,可惜现在也得翻墙了...
  h, }1 l0 z1 m/ R* z) m' Fhttp://novel18.syosetu.com/n5561d/11/  话说这个还值得翻译一下,可惜我点进去不知道为什么很多标点都显示为方框....
jof20019 发表于 2011-6-22 01:03:26 | 显示全部楼层
回复 silverpine 的帖子" Q+ A# O* C# w' x  H

* T/ T7 M7 \' R% V4 Y如果文字為方框 可能是沒有安裝日文字型7 w9 Z( t# z- N+ H
(因為我這邊看並沒有問題)
/ A5 c; V/ B( Y0 c4 y" N, i' L! L1 y& e, f0 T' q  k
至於上面2個網站的文章
* Z2 B3 D' [" k+ @0 ?; {7 o如果要翻譯的話
7 l) O! J" u" o3 ]) s& M* F我這邊能將全部複製到 WOD檔案中 再上傳到網路空間) ]$ J1 ?0 U# ]! a, z5 `/ Z
(因為我這邊 聯網站是沒有問題的)
- v7 n8 Q, R# y$ ^' b% g  ^! }8 H5 _3 ]3 G% j" R
如果有需要的話 我能代勞(文字複製 上傳的部份)
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silverpine 发表于 2011-6-22 22:33:12 | 显示全部楼层
回复 jof20019 的帖子) {; E( r9 q  ?- i: I
4 E$ A% B6 k( K  T% C9 l
我觉得目前是没有那个必要的啦.....总觉得我有兴趣去翻译的文已经不那么好找了呢
bearbabe 发表于 2011-6-26 09:10:31 | 显示全部楼层
google 日文翻譯算還不錯,但眼睛博士的就...$ s/ e1 Z' B" O8 \9 ^$ G
不過翻完還是要再潤色一下會比較好
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TCK. 发表于 2012-1-24 03:15:09 | 显示全部楼层
你看看這
& R& Q. K6 N( f9 Hwww004.upp.so-net.ne.jp/m-ya/itadaki.html  z/ |2 b- b: _; Z5 x

6 y, q4 S$ `# ?1 W/ m會見到以前三石大翻過的"皮り種"
' I; U2 K1 L& C- U; Z9 q8 M  y# n8 D- S  K+ _3 {2 t% {  p* `8 g
吃草的绵羊123 发表于 2021-2-24 16:28:01 | 显示全部楼层
强烈期待楼主的作品
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70DAYS 发表于 2021-7-18 01:44:52 来自手机 | 显示全部楼层
支持楼主!期待你的作品
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ZKCDN 发表于 2021-7-27 00:23:10 来自手机 | 显示全部楼层
期待此文的翻译,看起来挺不错的样子
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